『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』

 タイトルは意味不明である。
 彼女の独身者たち、言葉は明確な映像を伴わず、分かりそうで伝わらない。彼女と花嫁は同一人物なのかさえ曖昧かつ不明である。裸にされた花嫁、花嫁という実態が裸としか伝わらないが、花嫁自体仮称(美称)であって幻でさえある。

 作品は過日製作した作品をガラスという透明な空間に閉じ込め開示している。設置という安定感はなく宙に浮遊している風である。

 作品は存在を表明しているのに、打ち消しているようでもある。

 写真は『DUCHAMP』TASCHENよりジャニス・ミンク