このみちいくねんの大栃芽吹く(S.4『鴉』)

 このみちいくねんの大栃芽吹く(此道幾年大栃芽吹)はシ・トウ・キ・ネン・タイ・トチ・ガ・スイと読んで、死、問う、忌、念、退、土、我、睡。
☆死を問うことを忌(憚る)念(思い)を退け、土に我(わたくし)は睡る。

 このみちいくねんの大栃芽吹く(此道幾年大栃芽吹)はシ・トウ・キ・ネン・タイ・トチ・ガ・スイと読んで、私、闘、鬼、然、逮、栃、餓、垂。
☆私は闘う鬼である。
 然るに逮(追って捕らえる)栃(栃の実)で餓(飢えること)を垂(なんなんとする/そのようになろうとする)。

 このみちいくねんの大栃芽吹く(此道幾年大栃芽吹)はシ・トウ・キ・ネン・タイ・トチ・ガ・スイと読んで、恣、逃、棄、然、諦、土地、我、出。
☆恣(勝手に振舞い)逃げ棄(放り出す)。
 然るに諦め、土地(古里)を我(わたくし)は出ていく。