
『ボトルラック』
威風堂々の造りである、洗浄後のボトル乾燥のためのものか。
ボトルを再利用する場合は熱湯処理を施す、あるいは今はガラス(素材)に還元し再利用しているのではないか、細菌の繁殖は怖い。
形態は立派であるが、内実は不具合が危惧され、使用は短期間、もしくは使用不可のものではなかったか。存在したが機能不完全なものとしての製品を敢えて作品として呈示したデュシャン。
使えそうで使えない代物の悲哀。
『ボトルラック』の前で(これは自分ではないか)、漏らすため息と失笑、頑なに存在感を有し主張している『ボトルラック』。
写真は『DUCHAMP』TASCHENよりジャニス・ミンク