『大家族』

 (ノアは)はとを放ったが、はとは足の裏をとどめるところが見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引きいれた。それからなのか待って、再びはとを箱舟から放った。はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。さらに…(略)
 この時、神はノアに言われた、「あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものを連れ出て、これあのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。(創世記より)

 すべての人を絶やそうと決心した大洪水の後の《大家族》である。

 写真は『ReneMagritte』展覧会カタログより