『空の鳥』

 空に鳥がいるのはごく当たり前の光景である。しかしこの鳥は下(地上)から見ている景ではなく真正面(天空)からの図である。眼下には街の夜景が見える。

 鳥の内部は(空)に合致する。
 浮上、空に等しい自由である《飛行》の清明、スカイブルーを制したような薄いブルーの軽やかは叡智の極みである。
 飛行は世界を俯瞰する美しいまでの自由と憧憬を人々に与えた《夢》そのものである。

 写真は『ReneMagritte』展覧会カタログより