暑い日が続いた夏だった。布地を膝に乗せる気にもならず放ってあった布をようやく引っ張り出し、手元に。
 枯葉色の模様は秋になったらと思っていたので急ぎ裁断。10メートルもある、2枚のチュニックとエプロン3枚に裁断。
 ほかにも・・・幾種かの生地が。

 昨日はずっと、一日中縫物に明け暮れた。ミシンは二階にあるのでテレビを見ながらの手縫い。
 二階に行くとやりかけの作業(パッチワークやつまみ細工など)があり、気持ちは焦るばかり。
 積み重ねた生地の山にため息をつきながら、(ああ・・・)とため息を重ねている。

 大好きな縫製作業、でも、ざっくりとした洋服ばかり。洋裁学校に行くべきだったといつも後悔している。
「服なんて頭と手足が出ればいいんです」というコシノジュンコの言葉を真に受けたばかりに進歩のない縫製技術に頼っている。

 ひたすら針と糸を触っている至福に酔うわたし、寝食をわすれるほど。ダイエットはこれしかない、かも。