絵の美女は永久の去際避暑の宿

 絵の美女、画面や誌上で見る人間離れしたような凄い美女が永遠の別れであるかのように去って行った。
(ホントにあんな美女がいるんだな)と思うような現実離れした・・・永久に逢えないかもしれない美女であった。

 ひと時の胸騒ぎ、恋心。避暑地のホテルでのすれ違い。宿と書いたのは宿が星の集まりであり、星(有望な漢である)という自負だと思う。いつかはきっと! 相応のわたくしである、という野心。

 真夏の夜の夢である。