判らないことだらけである。何が正しいのか究めるのは難しい。
自分だけは間違っていないと思い込む、けれど相手がどう解釈するのかまでは及ばないことが多い。
曖昧に笑って別れる、こちらは相手を許そうと(思い上がりも甚だしく)黙ってやり過ごす。相手は憤懣極まりないという感情を押さえ、微妙に高飛車な態度に出る。
ぐしゃぐしゃした気分。
大抵のことは時が解決する、時間に委ねるほかはない。言葉より時の空白が状況を無に帰す。
そうして長い月日が経ってみると、まるで何もなかったように忘れ去られていることが多い。
長い人生、喧嘩というものをしたことがない。全てはうやむやに時の流れに委ねる。
相手に黙って肯く孤独な人生。
(まぁ、いいか)
激しい言葉の一つも返すことのない大人しい自分が、ブログなどを書いて怒りを買う事態に陥ってはいまいかと危惧することがある。杞憂であって欲しい。