『心臓への一撃』 『心臓への一撃』 曇り空、荒れ地と思しき地面に立つ一輪の薔薇。 薔薇の枝が短剣に入れ替わっている。 (美しいバラの花には棘がある)を強調したものか。美が安らぎでなく襲うものの手段と化している、同胞である。 薔薇は永遠の愛の象徴ではなかったか。 愛の中に潜む憎悪の恐怖、一撃という暴力性。注意喚起というより断定めく証言の凄惨である。 写真は『ReneMagritte』展覧会カタログより