繰り返しつまらない愚痴を言う、疲弊老朽化している精神。(ああ、それではいけない)乾いた喉から絞り出す真っ当な思考の欠片。

 真っ当であるべき精神を歪めてはいけない。心身ともにと、道連れにしては自身が空洞化する。
(せめて)せめて・・・まっすぐに自分と向き合うサラな純真を手放してはいけない。

 白髪のお婆さんの純真? 老いたからといって汚れるわけではない。酸いも甘いも・・・世間を分かったようなことを言ってはお終いである。判らないから楽しい、解ることを愉しむ密かな遊びに興じることはまるで妄想の隠れ家である。

 わたしの言っているのは繰り言かもしれない、けれど《真っ当な繰り言?であれ》と発破を掛けている真面目なお婆さん(笑)である。