秋のお彼岸近くになると、赤い彼岸花が咲くのを山の遠近で見かける。
一度植えたら必ず毎年機関を選んで咲く約束の彼岸花。一度ボランティアで公園墓地に球根を植えたけど翌年からは寂しくなり数年経った今は面影もない、消滅してしまうこともあるのかもしれない。
どこの山だったかはっきり覚えていないけど何かのイベントで山を散策していたら行き交う人の中に元博物館の先生、その翁が提げていたのは彼岸花の球根だった。
山の景色を何時も、幾つになっても考えているんだなと感じ入ったのを覚えている。
初秋の山に目を凝らすと、必ず赤いもの(帯)を目にする。それは彼岸花であることが多い。
華やかで寂しい花である。