雲厳寺道菜を懸けて憚らず

 雲厳寺道菜を懸けて憚らず(運厳寺道菜懸憚)はウン・ゲン・ジ・ドウ・サイ・ケン・タンと読んで、薀、減、自、慟、最、倹、担。
☆薀(蓄え)が減る自(わたくし)の慟(嘆き)。
 最(この上鳴く)倹(出費を切り詰めること)を担う。

 雲厳寺道菜を懸けて憚らず(薀厳寺道菜懸憚)はウン・ゲン・ジ・ドウ・サイ・ケン・タンと読んで、運、厳、爾、如何、災、見、担。
☆運(運命)は厳しい。
 爾(あなた)は如何(どのように)災(不幸な出来事)を見(考え)担(引き受けるのか)。

 雲厳寺道菜を懸けて憚らず(雲厳寺道菜懸憚)はウン・ゲン・ジ・ドウ・サイ・ケン・タンと読んで、運、願、辞、問う、再、兼、探。
☆運(巡り合わせ)を願い辞(言葉)を問う。
 再び兼(二つ以上のものを併せ持つもの)を探す。

※雲厳寺は武蔵が『五輪の書』を書いた寺院。
 道菜を頼むことを抑制しない、遠慮しない。