「大丈夫か?」買い物に出る 際、夫が言った。
「大丈夫でしょ」曇ってはいるけど空は明るい。
車で出かけ、夫が用を済ませる間にわたしは買い物、その間一時間。
怪しい雲発見!(まずいかも、でも大丈夫。そんなに急変しないわ)商店街を抜け車道に出ると、買い物客はわたし同様そわそわしている。
積乱雲の下の黒い雲…いかにも怪しい。
(だいじょうぶ、だいじょうぶ)と言い聞かせても気持ちは逸る。
やがて来た車に乗ると、ぽつり、ぽつり・・・。
(大丈夫でしょ、家に着くまでは)「う~ん、雲が低いな」
(トンネルを超えれば降っていないこともあるから)と無駄な慰め。トンネルを出るとザアザア音が車体をたたきつけている。(やばいなやばいな、家はもうすぐ)
さらに強さを増す雨音、「まあね、こういうこともあるわよ。災難を小事でクリアーしたと思えばなんてことないわ」と強気なわたし。
玄関・鍵・ダッシュで取り込んだ《敷布団》 あぁ無情! ずぶ寝れ、大急ぎでバスタオルで雨をふき取る。
こんな日に限ってわたしの布団はベランダに平に広げて干したものだから、もう悲惨、布団を持ち上げると、たっぷりの水が流れ落ちた。
「日当たりがいいのに布団乾燥機なんて要らない」と夫を責めた布団乾燥機、百パーセント有効。
「大事を小事で防いだのよ」あくまで強気なわたし。
生まれて初めての経験でございました。