にわか雨。ぽつり、ぽつりと来るような雨でなく突然の土砂降りに驚かされる昨今、洗濯物も油断できない。
常に外の気配を窓に感じながら過ごしている。自然の猛威は計れないけれど、ここ三浦半島では幸い大きな災害は聞かない。
それでも直下地震の恐怖、断層の亀裂など潜在する不安からは逃れられない。
(なるようになる)という安直、(そうであるしかない)という諦念は日々刻まれつつ波のように退いていく日常。
何もかもを失うという恐怖を時折襲う豪雨に感じている。
年寄りの(どうせ)は禁句である。引き継ぐ世代の安寧を祈らずにはいられない。