年寄りのひがみ、何につけても体力知力は落ち、悲観することばかりな日常。
 「よいしょ」と立ち上がり、何で立ったのかを忘れるという具合。

 最近は、老醜という言葉に納得する。腰や背中は自分の意志とは無関係に曲がりつつあり、確かに枯れていく現象である。
 暑さ寒さにも弱く、つい愚痴が出る。我慢する必要も無いから言いたい放題の体たらく(たいていは独り言で自己完結の愚痴ではある)。

 とにかく良いとこなしの笑える現況、親世代、祖父母世代の高齢者を子供時代どう見ていただろう。眼中になかったかもしれない、お小遣いを貰えるだけの人という印象もある。一緒に暮らすこともなく、思いやりに欠けていたかもしれない。

 そんな風にして年寄りになった今、年寄りを大事になんて言う要求は出来ない、資格に欠ける。
《しっかりしろよ》甘えるなよ、そして大事なのは《ひがむなよ》という自身への叱咤である。

 戦後っ子は逞しく生き逞しく散るから見ててね。