去年は昼、今年は夜に見ておりぬ鶏鉾のまわり灯の群れ

 去年は昼、今年は夜に見ておりぬ鶏鉾のまわり灯の群れ(去年昼今年夜見居鶏鉾回灯群)はキョ・ネン・チュウ・コン・ネン・ヤ・ケン・キョ・ケイ・ム・カイ・トウ・グンと読んで、虚、念、注、禁、念、也、顕、嘘、敬、無、怪、答、群。
☆虚(中身がない)念(考え)を注(書き記す)、禁(戒める)念(思い)也。
 顕(明らかになる)嘘、敬(礼を尽くして自分の言動を慎むこと)も無く、怪(疑問に思う)答の群(集まり)である。

 去年の昼、今年は夜に見ておりぬ鶏鉾のまわり灯の群れ(去年昼今年夜見居鶏鉾回灯群)はキョ・ネン・チュウ・コン・ネン・ヤ・ケン・キョ・ケイ・ム・カイ・トウ・グンと読んで、嘘、然、疇、恨、念、也、捻、嘘、計、暴、解、闘、軍。
☆嘘、然るにその疇(たぐい)を恨めしく念(思う)也。
 捻(ひねった)嘘を計(もくろむ)暴(荒々しい)解(解釈)は闘(あらそう)軍(戦)である。

 去年は昼、今年は夜に見ておりぬ鶏鉾のまわりの灯の群れ(去年昼今年夜見居鶏鉾回灯群)はキョ・ネン・チュウ・コン・ネン・ヤ・ケン・キョ・ケイ・ム・カイ・トウ・グンと読んで、拒、念、注、困、念、也、見、拒、傾、妄、解、蕩、群。
☆拒む念(考え)を注(書き記す)のは困るので念(注意する)也。
 見(見解)を拒(寄せ付けない)傾いた妄(でたらめ)は蕩(払い除く)群(集まり)である。