父の故郷、山梨の伯母の家に行ったとき目にしたものは衝撃だった。

 額に入れられた表彰状が何枚も長押にかけてある。驚いたのはそれがみんなラジオ体操の皆勤によるものだったからである。少しの軽蔑はなかったろうか・・・。

 毎日ラジオ体操に通うこと、それは誇らしく健全な日常以外の何物でもない。我が子の成長を喜び大切にする、決して侮るようなものではないのに感じた違和感。

 恥ずかしい人生の記録、掲げるものは皆無のわたし。健康で生き生きとラジオ体操に通った我が子の表彰状を額に入れて掲げた伯母の誠意の前で、今のわたしは恥じている。