サークルの帰り、横須賀駅のバス停でウイリアム・モリスの柄のバックを持っている婦人を見かけたので尋ねてみると、
「鎌倉のスワニーで生地を買って作りました」という。
「生地はいくらしましたか」
「ええ、まぁ」と濁したので「わたしは100円で作りました」と言ったら「それよりは」と笑った。
「この生地は久里浜の京浜やモアーズ(ユザワヤ)でも見ました」「・・・」
ウイリアム・モリスの版権が切れたということなのか・・・©マークも見当たらない。
それにしても彼方此方でこの名作が販売されているのを知って嬉しい。バス停で逢った彼女はウイリアム・モリスの名を知らなかった様子、ひと目で気に入りあちこちにあることを気にかけている。何も知らなくても、見たら即、魅了されてしまう。それがウイリアム・モリスかもしれない。
昔、ゴーギャンなどの図柄を配した布地の夜着を見たことがある。産貿ホールでのバーゲン会場、残りの生地を売っていたので購入しようとしたら、前の方が…全部お買い上げ。
大ショックだったけれど、ウイリアム・モリスに関しては定番になっていくかもしれない。