源氏物語・・・教科書以外で読んだことがない。文学への志はなく興味もなかった、恥ずかしながら。
 今になって心が動くことがないこともないけれど、コミセンで三回ほどの講義があるというので参加。

 終了後、商店街をぶらり歩いて両手に安価なものを引っ提げて帰宅するというパターンに終わるかもしれないけれど、とにかく行く! 外の風に吹かれないとこのまま萎れてしまうのではという危惧の方が強い。

 音信不通の、たぶん施設に入ったと思われる友人や同い年の方の訃報を聞くにつけ、自分は幽霊じゃないかと思うことがある。
 まぁ、いいか・・・。

 そいえば高校時代、「漢文なんて取らなくても卒業できる」というのを聞き、即漢文授業を放棄したことを思い出した。
「タダで教えてもらえるのよ、勿体ないじゃない」と言った級友もいた。常に低い方を選ぶわたし、結局そういう人生だったかもしれない。