ゆうぞらを鳥わたりおり「歌ふ」とは「訴ふ」ことと迢空言いき

 ゆうぞらを鳥わたりおり「歌ふ」とは「訴ふ」ことと迢空言いき(夕空鳥渡居歌訴事迢空言)はセキ・クウ・チョウ・ト・キョ・カ・ソ・ジ・チョウ・クウ・ゲンと読んで、赤、食う、凋、途、拒、禍、詛、事、調、空、言。
☆赤(他に何もなく)食う(生活すること)で凋(生気を失う)途(みちすじ)を拒む。
 禍(不幸)を詛(呪う)事の調(傾向)は空しいと言う。

 ゆうぞらを鳥わたりおり「歌ふ」とは「訴ふ」ことと迢空言いき(夕空鳥渡居歌訴事迢空言)はセキ・クウ・チョウ・ト・キョ・カ・ソ・ジ・チョウ・クウ・ゲンと読んで、責、食う、懲、図、挙、呵、訴、自、調、空、厳。
☆責(咎めるべき罪)を食う(身に受ける)懲(こらしめる)図(はかりごと)の挙(ふるまい)は呵(酷い)。
 訴えを自(みずから)調べるのは空(むなしい・むだ)であり厳しい。

 ゆうぞらを鳥わたりおり「歌ふ」とは「訴ふ」ことと迢空言いき(夕空鳥渡居歌訴事迢空言)はセキ・クウ・チョウ・ト・キョ・カ・ソ・ジ・チョウ・クウ・ゲンと読んで、蹟、空、彫、都、寄与、価、祖、辞、調、食う、言。
☆蹟(物事・文字の跡)は空(根拠がない)が彫る都(すべて)は寄与(役に立ち)価(値打ち)がある。
 祖(先祖)の辞(言葉)を調べることは食う(力を多量に必要とする)と言う。

※鳥が渡る夕空(暮れなずむ天空/神)を見上げて(仰いで)声をあげる、すなわち窮状を叫んでいると迢空(折口信夫)は言った。