河岸のだれも居ぬ火に近づけば火はうつぶせに燃えているなり

 河岸のだれも居ぬ火に近づけば火はうつぶせに燃えているなり(河岸誰居火近付火俯燃居也)はカ・ガン・スイ・キヨ・カ・キン・フ・カ・フ・ネン・キョ・ヤと読んで、化、眼、推、寄与、加、襟、風、何、付、然、挙、也。
☆化(形、性質を変えて別のものになる)を眼(かなめ)として推(おしはかること)は寄与(役に立つ)。
 加(その上に加える)襟(心の中)の風(様子)の何かを付ける、然るに挙(企て)也。

 河岸のだれも居ぬ火に近づけば火はうつぶせに燃えているなり(河岸誰居火近付火俯燃居也)はカ・ガン・スイ・キヨ・カ・キン・フ・カ・フ・ネン・キョ・ヤと読んで、貨、頑、萃、虚、稼、金、普、課、付、念、許、也。
☆貨(お金)を頑(かたくな)に萃(集めること)は虚しい。
 稼いだお金は普く課(割り当て)付(任せる)念(考え)を許(聞き入れる)也。

 河岸のだれも居ぬ火に近づけば火はうつぶせに燃えているなり(河岸誰居火近付火俯燃居也)はカ・ガン・スイ・キヨ・カ・コン・フ・カ・フ・ネン・キョ・ヤと読んで、苛、癌、衰、拒、禍、困、腑、荷、怖、念、居、也。
☆苛(むごい)癌で衰えることを拒む。
 禍(わざわい)で困(苦しむ)腑(心の中)を荷(身に引き受け)怖(恐れる)気(気持ち)で居る也。