死ぬことを考えながら人は死ぬ茄子の花咲くしずかな日照り

 死ぬことを考えながら人は死ぬ茄子の花咲くしずかな日照り(死事考乍人死茄子花咲静日照)はシ・ジ・コウ・サ・ニン・シ・カ・シ・カ・ショウ・セイ・ジツ・ショウと読んで、指、寺、向、嵯、忍、祀、苛、至、果、衝、静、実、衝。
☆指(指差す)寺の向こうは嵯(山が高く険しい様子)を忍ばせている。
 祀(神仏を祭る所)は苛(厳しく)至(行き着く)果(はて)に衝(突き当たる)。
 静(ひっそりとした)実に衝(重要なところ)である。

 死ぬことを考えながら人は死ぬ茄子の花咲くしずかな日照り(死事考乍人死茄子花咲静日照)はシ・ジ・コウ・サ・ニン・シ・カ・シ・カ・ショウ・セイ・ジツ・ショウと読んで、師、自、考、差、認、仕、嘉、師、化、少、省、実、悄。
☆師と自(わたくし)の考えは差(同一ではない)と認める。
 詩の嘉(優れている)師の化(教え導き)は少ない。
 省(かえりみると)実に悄(悲しい)。

 死ぬことを考えながら人は死ぬ茄子の花咲くしずかな日照り(死事考乍人死茄子花咲静日照)はシ・ジ・コウ・サ・ジン・シ・カ・シ・カ・ショウ・セイ・ジツ・ショウと読んで、私、字、考、詐、尽、施、化、詞、何、招、常、実、勝。
☆私は字を考え詐(作りごとを言っている)。
 尽(ことごとく)施(行き渡らせる)化(形、性質を変えて別のものになる)がある。
 詞(ことば)には何かを招く常があり実に勝(優れている)。