襞ふかき白さざんかに触れながらわが手も冬の陽を浴びている

 襞ふかき白さざんかの触れながらわが手も冬の陽をあびている(襞深白山茶花触乍我手冬陽浴居)はヒャク・シン・ハク・サ・カ・ショク・サ・ガ・シュ・トウ・ヨウ・ヨク・キョと読んで、秘鑰、真、迫、査、果、嘱、唆、画、主、謄、良く、寄与。
☆秘鑰(秘密を解明する鍵)の真に迫る。
 査(明らかにする)果(結末)を嘱(委ねること)を唆(けしかける)。
 画いた主(中心的なもの)を謄(書き写す)様(ありさま)は良く寄与(役に立つ)。

 襞ふかき白さざんかに触れながらわが手も冬の陽を浴びている(襞深白山茶花触乍我手冬陽浴居)はヘキ・シン・ハク・サ・カ・ショク・サ・ガ・シュ・トウ・ヨウ・ヨク・キョと読んで、壁、寝、泊、酸、嗟、禍、食、些、芽、取、等、葉、慾、拠。
☆壁(囲い)で寝(横になり)泊まるのは酸(傷ましく)嗟(嘆く)禍(災難)である。
 食べる些(わずかな)芽(草の芽)を取(手に入れる)等、葉っぱを慾(むさぼり求める心)が拠(より所)である。

 襞ふかき白さざんかに触れながらわが手も冬の陽を浴びている(襞深白山茶花触乍我手冬陽浴居)はヘキ・シン・ハク・サ・カ・ショク・サ・ガ・シュ・トウ・ヨウ・ヨク・キョと読んで、僻、心、剥、薦、嗟、呵、拭、瑣、我、趣、問う、様、良く、去。
☆僻(ひがむ)心を剥(はぐこと)を薦(すすめ)嗟(嘆くこと)を呵(叱る)。
 拭う瑣(とるに足りない)我(わたくし)の趣(考え)を問う様(ありさま)を良く(しっかり)去(取り去る)。