二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ

 二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ(二人被風折烏帽子鶯飛)はジ・ジン・ヒ・フウ・セツ・ウ・ボウ・シ・オウ・ヒと読んで、辞、尋、比、封、説、迂、茫、応、秘。
☆辞(字)を尋ね比べると封(閉じた)説(話)がある。
 迂(とおまわり)に茫(ぼんやり)と応える秘(ひみつ)がある。

 二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ(二人被風折烏帽子鶯飛)はジ・ジン・ヒ・フ・セツ・ウ・ボウ・シ・オウ・ヒと読んで、自、尽、批、普、説、迂、謀、負う、秘。
☆自(わたくし)は尽(ことごとく)批(是非を判定する)。
 普く説(はなし)は迂(遠回り)の謀(はかりごと)を負う、秘(人に見せないように隠す)。

 二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ(二人被風折烏帽子鶯飛)はジ・ジン・ヒ・フウ・セツ・ウ・ボウ・シ・オウ・ヒと読んで、字、腎、秘、腑、説、迂、暴、私、奥、悲。
☆字が腎(要)であることを秘(隠している)。
 腑(心の中)の説(話)は迂(遠回り)に暴く私の奥の悲しみである。

※風折…風で折れた枝葉を二人が(烏帽子のように)被り、同時に鶯が(驚いて)飛び去ったという景か。