古き映画の焼け跡をゆく人のごとく倒れし壁をひゅっとまたぎぬ

 古き映画の焼け跡をゆく人のごとく倒れし壁をひゅっとまたぎぬ(古映画焼跡行人如倒壁跨)はコ・エイ・カク・ショウ・セキ・コウ・ニン・ジョ・トウ・ヘキ・コと読んで、怙、裔、覚、商、責、行、認、叙、統、辟、故。
☆怙(頼りにする)裔(あとつぎ)は覚る。
 商(あきない)の責(為すべき仕事)を行うことを認めると叙べる。
 統(すじ/続きあい)に辟(かたよる)故に。

 古き映画の焼け跡をゆく人のごとく倒れし壁をひゅっとまたぎぬ(古映画焼跡行人如倒壁跨)はコ・エイ・カク・ショウ・セキ・アン・ジン・ジョ・トウ・ヘキ・コと読んで、個、詠、較、章、析、案、腎、序、問う、闢、戸。
☆個(ひとつひとつ)を詠み較べる章である。
 析(分けることで事柄を明らかにする)案(考え)が腎(要)である。
 序(物事の初め)を問うと闢(開く)戸(扉)がある。

 古き映画の焼け跡をゆく人のごとく倒れし壁をひゅっとまたぎぬ(古映画焼跡行人如倒壁跨)はコ・エイ・カク・ショウ・セキ・ギョウ・ニン・ジョ・トウ・ヘキ・コと読んで、固、詠、書く、照、積、凝、腎、助、盗、辟、己。
☆固(あくまでも)詠(詩歌を作り)書く。
 照(見比べること)の積(つみ重ね)に凝(神経を集中させること)が尽(ことごとく)助(力を尽くす)。
 盗むことを辟(避ける)己(わたくし)である。