
日の出、日没Ⅳ
日の出、日没・・・日中、視覚作用の働くことが可能な時間帯である。見えるということの世界。
海岸線があり、山、集落、川、地下水の出所・・・世界はありのままに把握できる。しかし全体は近視眼的視界ではなく、感覚での把握に過ぎない。
存在の不確かさと積み重ねられた情報(データ)への確信的な推測、あるいは曖昧さの混濁。
日の出、日没の時空。存在の不確かさと厳然と存在する歴史的所有の時間への確信。見えること(日の出、日没)と見えないこと(夜)の虚実、体感で測る世界の私的観察の一例である。
写真は若林奮『飛葉と振動』展・図録より