ゆうやみに暴落した日木曽谷をまばたきのごと紋白蝶ゆけり
ゆうやみに暴落した日木曽谷をまばたきのごと紋白蝶ゆけり(夕闇暴落日木曽谷瞬如紋白蝶行)はセキ・アン・ボウ・ラク・カ・ボク・ソウ・コク・シュン・ジョ・モン・ハク・チョウ・コウと読んで、積、闇、暴、絡、過、撲、総、酷、悛、叙、悶、迫、徴、乞う。
☆積(積み重なる)闇(不法)を暴(あばく)。
絡(まるめこむ)過(あやまち)を撲(叩く)。
総て酷(はなはだしく)悛(改めること)を叙べる。
悶(もだえ苦しみ)迫(追い詰め)徴(過ちを繰り返さないようにこらしめ)乞う(願う)。
ゆうやみに暴落した日木曾谷をまばたきのごと紋白蝶ゆけり(夕闇暴落日木曽谷瞬如紋白蝶行)はセキ・アン・ボウ・ラク・ジツ・ボク・ソウ・コク・シュン・ジョ・モン・ハク・チョウ・コウと読んで、夕、暗、茫、落、実、墨、相、告、瞬、如、門、拍、徴、候。
☆夕(日暮れ)は暗く茫(ぼんやりして)落(もの淋しい)。
実に墨(すみ)の相(ありさま)だと告げる。
瞬(瞬きをするくらい短い時間)の如し。
門(家の出入り口)は拍(打ち合わせる/閉まる)徴候(兆し)がある。
ゆうやみに暴落した日木曽谷をまばたきのごと紋白蝶ゆけり(夕闇暴落日木曽谷瞬如紋白蝶行)はユウ・アン・ボウ・ラク・カ・ボク・ソウ・コク・シュン・ジョ・モン・ハク・チョウ・コウと読んで、友、庵、乏、落、苛、朴、素、放く、蠢、除、悶、吐く、凋、庵。
☆友の庵は乏(物がなく)落(物寂しく)苛(厳しい)。
朴(ありのまま)素(手を加えていない)と放く(言う)。
蠢(虫がうごめく)のを除(取りのぞくこと)を悶(思い悩む)と吐く(言う)。
凋(生気を失い衰える)庵である。