
巨きな建屋、ビル群・・・まさに都会である。
窓の数多にはそれぞれ多くの人たちの仕事、生活がある。人通りの少ない日中、人々は屋内で仕事に勤しんでいる。内実は建屋に隠れて見えないが社会、否、世界を動かすほどの仕事の躍動がある。
一つ一つの窓にはそれぞれ異なる職種、仕事の割り振りがあるに違いないが大きな建屋の中に納まり情報の一つも漏れだすことはない。汗を流す生産とは違う艱難辛苦に惑いつつ大きな成果をもたらす為の作業、活動の続行が隠れている。
集団、群衆はこの都会のビル群の中にひしめいているが、しんと静まり返った硬質の建屋・・・。緑の背景のない異様さは胸を打つ。多くの人たちの活躍の眺望は一つの孤独にさえ見えてくる都会の光景である。
写真は『HOPPER』画集より