窓辺にはくちづけのとき外したる眼鏡がありて透ける夏空

 窓辺にはくちづけのとき外したる眼鏡がありて透ける夏空(窓辺口付外眼鏡有透夕焼)はソウ・ヘン・コウ・フ・ジ・ガイ・ガン・キョウ・ユウ・トウ・カ・クウと読んで、創、貶、抗、怖、爾、慨、頑、狭、憂、党、加、空。
☆創(傷つけ)貶(けなし)抗(はりあう)怖(こわい)爾(あなた)を慨(嘆く)。
 頑(かたくなな)狭さを憂(心配する)。
 党(仲間)に加わるのは空(むだ)である。

 窓辺にはくちづけのとき外したる眼鏡がありて透ける夏空(窓辺口付時外眼鏡有透夏空)はソウ・ヘン・コウ・フ・ジ・ガイ・ガン・キョウ・ユウ・トウ・カ・クウと読んで、装、勉、香、婦、時、外、顔、怯、友、逃、化、空。
☆装(よそおうこと)に勉(励む)香(いいにおいのする)婦(婦人)、時に外(はずされる、のけ者にされる)。
 友が逃げる化(化粧)は空(むなしい)。

 窓辺にはくちづけのとき外したる眼鏡がありて透ける夏空(窓辺口付時外眼鏡有透夏空)はソウ・ヘン・コウ・フ・ジ・ガイ・ガン・キョウ・ユウ・トウ・カ・クウと読んで、総、変、交、普、字、我意、現、胸、幽、答、加、食う。
☆総て変(移り変わること)が交っている。
 普く字による我意が現れる。
 胸(心の中)に幽(ひそむ)答えがある。
 加(その上に重ねるもの)を食う(多量に必要とする)。