けんらんと灯しみだるる涙冷ゆ

 豪奢な夜の煌びやかの中で、わたしは酔っている。夢か現かまぼろしか・・・。嘘の華やかさに身を委ねている。

 本当のわたしの行方、浮いているのか沈んでいるのか・・・。眩しすぎる妖しい光のなかで落ちた涙はなぜか冷えてゆく。

 けんらんと灯る享楽、是非を問う冷静な判断に乱れる心、冷えていく涙がありのままのわたしを語っている。