さむざむと風は比叡を吹き越すも酢の華やかに匂える夕べ

 さむざむと風は比叡を吹き越すも酢の華やかに匂える夕べ(寒寒風比叡吹越酢華匂夕)はカン・カン・フ・ヒ・エイ・スイ・エツ・ス・カ・ニオウ・セキと読んで、艱、患、腑、秘、曳、悴、咽、主、禍、仁王、惜。
☆艱(苦しみ、悩み)を患(憂える)腑(心の中)、秘(人に見せないように隠す)。
 曳(引きずり)悴れて咽(むせぶ)主の禍(不幸)を仁王は惜(いとおしむ)。

 さむざむと風は比叡を吹き越すも酢の華やかに匂える夕べ(寒寒風比叡吹越酢華匂夕)はカン・カン・フ・ヒ・エイ・スイ・エツ・ス・カ・ニオウ・セキと読んで、漢、観、浮、符、比、営、遂、閲、蘇、歌、仁王、猶。
☆漢(漢字)を観(よく見る)と、浮かぶ符(印、記号)がある。
 比(並べて比べる)営(仕事)を遂(やりとげる)。
 閲(調べて確かめ)蘇(よみがえらせる)歌、仁王の猶(ごとし)である。

 さむざむと風は比叡を吹き越すも酢の華やかに匂える夕べ(寒寒風比叡吹越酢華匂夕)はカン・カン・フ・ヒ・エイ・スイ・エツ・ス・カ・ニオウ・セキと読んで、奸、監、普、非、鋭、推、閲、数、過、仁王、責。
☆奸(悪いこと)の監(見張りをし)普く非(間違っていること)を鋭く推(おしはかり)閲(しらべる)。
 数(数々)の過(あやまち)を仁王は責める。

※寒々と風が吹き越す比叡山、酢の華やかに匂うチラシ寿司の夕餉がある。
《物名歌》(仏名歌)は仁王、仁王様を詠みこんだ歌という事である。