「サンポじいさんの石」という紙芝居を読んで大感動。
ブータンの民話に材をとった紙芝居(脚本・さえぐさひろこ 絵・降矢洋子/童心社)。
サンポじいんさんが石ころの多い畑を耕していると、鍬に何かが当たったので見ると、きれいな青い石でした。
この石なら高く売れるぞ、そうすればおまえ(おばあさん)にも苦労はさせないで済むと、サンポじいさんは市場へ出かけていきました。
牛をつれた若者に逢い、(ミルクを出す牛のほうがたかくうれるかもしれない)と交渉します。はじめは呆れ顔の若者も青い石を見た途端、これはすごい、これなら牛が何百頭も変えるぞ!と話しに応じ、若者も大喜びです。
つぎに羊をつれたおばあさん、その次に、めんどりを抱えたおじさん・・・。みんなそれぞれ喜んで交換していきます。
すると花を持った女の子に出会い、「山の上で見つけた」という花とめんどりと交換します。女の子は大喜びしました。
家に帰ったおじいさん「あの石がこんなものに変わったよ」と言うと、おばあさんは「なんてきれいな花でしょう。見たことのない花をもらって、わたしはとても幸せですよ」と応えるのです。
えぇ~、花じゃダメでしょ、と思ったわたしは恥ずかしいことでした。
《ブータン国の幸福度、最高です。教えていただきました、ありがとう!》