大会の近づくクロールのしぶき
水泳競技大会が近づくのでクロールの水しぶきにも勢いを増してきているようだ。
近景、傍観者の感想である。
クロールのしぶき・・・クロールにはクロ(黒)の響きがあり、しぶきには(白)のイメージがある。
黒と白、モノクローム・・・思い出はモノクローム。脳裏に刻まれた過去のまぶしい風景、もしかしたら自分のことかもしれない。
大会の近づく、時間に動きがある。余白というか空間の揺れが胸に迫る。
《傍観者》は《過去の自分》に重ねてこの光景に思いをはせているのではないか。シンクロナイズされ二重の時空が膨らむ映像である。