秋山郷の民謡 | 線翔の民謡ブログ

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 長野県下水内郡栄村の知人からもらった情報で、このCDを買った!「のよさ節」~秋山郷の民謡。


 長野・新潟県境に位置する秋山郷は、秘境として知られている。恥ずかしながら、自分はまだ行ったことがないダウン

 秋山は「のよさ節」がよく知られている。プロでは鈴木正夫さんのレコーディングしたものが知られている。山間地の生活をよく歌っている名曲として知られている。

 このCDは、秋山郷民謡保存会による演唱だ。収録曲は以下の通り。


1 熊引き唄
2 外川節
3 下甚句
4 三階節
5 のよさ節
6 秋山よいやな
7 烏踊り

 「熊引き唄」は、秋田のマタギとも関係のある秋山の暮らしぶりがよく表れている貴重な曲。 「外川節」は木流しの唄で数え歌。秋田の「八郎節」や伊豆七島「新島大漁節」などと同型の流行り唄だ。
 「下甚句」「三階節」は越後ならではの民謡。特に「三階節」は柏崎の「三階節」が有名だが、信越の民謡の交流があるということのようだ。
 「のよさ節」は名曲!このCDにはかなりの番数が収録されている。こんなに長いんだね!
 「烏踊り」は長野県北信地方から新潟県魚沼地域あたりまで歌われてきた古い盆踊り唄。カラスは修験道のシンボルで、コミカルな曲ではあるが、なかなか深い曲だ。

 秋山には他にもまだ民謡が伝承されているようだ。いつか現地で聴いてみたい。