本日のタイトルに並んだお名前。
柳田国男さんは、「遠野物語」などの作品が著名な、民俗学の父。
明治8年生まれで昭和37年に亡くなっています。
渋沢栄一さんは、日本実業界の父。
天保11年生まれで昭和6年没。
松下幸之助さんは、経営の神様。
明治27年生まれで平成元年没。
このお三方のチョイスに驚きです。
それに、松下幸之助さん以外の人は、音声録音が残っているなんて思えませんでした。
でも、さすがNHK。
現在放送中のカルチャーラジオNHKアーカイブスで、録音音声を聴くことができます。
聴けなかった方も「らじるらじる」の聞き逃し配信がありますよ。
■らじるらじる
http://www.nhk.or.jp/radio/
◆柳田国男
http://urx3.nu/LhsD
◆渋沢栄一
http://urx3.nu/LhsI
◆松下幸之助
http://urx3.nu/LhsO
◆◆◆
松下幸之助さんの声は、60代の時の録音ですし、お話もとても聴きやすいのです。
でも、録音状態も悪く、内容も難しい渋沢栄一さんの録音は、とてもわかりにくい!
そもそも、お話されている内容が私には理解できません。
それでも、天保生まれの渋沢さんの声が残っていることに、感動します。
柳田国男さんは、宮崎県の椎葉村を草鞋で旅した時のことを「愉快」だと語っておられます。
松下幸之助さんは、丁稚奉公時代の思い出などを淡々と話されています。
お三方の声を聴いて感じたのは、お人柄が、真っ直ぐ声に表れているということ。
柳田国男さんの声は、好奇心旺盛なチャーミングなおじいちゃんの声ですし、
松下幸之助さんの声は、素朴でとても包容力を感じる声です。
内容は難しいのですが、女性のアナウンサーの方と作家の保坂正康さんが
解説をされていますので、理解も一層深まります。
ご自分の伝えたいことを声で残しておくというのは、良いなと思います。
今の時代はそれが、それが手軽に出来ますものね。
自分の声を聞くのが嫌い。
などと思っていると、少々もったいないかも。
自分の人生で最も多く聴き取るのが自分の声ですから。
録音を残さずとも、とにかく聴いて受け止めることで声はより良くなりますしね。
あなたも、ぜひ昭和の偉人の声にききみみを立ててみてくださいネ!
(2018年7月30日配信呼吸の奇跡☆声の魔法より)