26日。

 

江戸は燃えているかの千秋楽を観劇して参りました。

劇場は、新橋演舞場。

 

久々です。

 

 

三谷幸喜さんの脚本で、中村獅童さん、TOKIOの松岡昌宏さん、

松岡茉優さんなど、そうそうたるメンバーのシチュエーションコメディです。

 

お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹さんの、困ったような優しくも不安気な

佇まいが、とっても良い味を出していて、私は好きでした。

 

ただ私、以前は夢中になっていた三谷さんの作品なんですが…

なぜか、入り込めませんでした。

 

笑えない。

 

二幕目で、ようやくクスッとした瞬間があったのですが、自分でも

驚くほど、笑えない。

 

あれあれ…?

会場は、爆笑だったんです。

 

獅童さんも、ボロボロになるくらいに、全身全霊で演じておられ

出演者の皆様も、本当に素晴らしいのです。

 

でも、なぜか、遠い。

二階席の正面なので、席も良かったのですが…

 

私の体調の問題なのかなぁ。

もしかしたら、私の好みが変化したのかも。

 

熱量の高い、「笑え~!」というエネルギーが、ちょっとシンドイと

感じてしまうのかもしれません。

 

佇まいの可笑しさとか、そこはかとなく漂う笑える要素とか、

そういうものが観たいと感じているのかも。

 

お笑いや、笑える要素は大好きなので、もう少し考察してみたいと

思います。

 

ただ、出演者の方々は、本当に美しかった。

立ち振る舞いも、声も。

 

松岡茉優さん、体調不良で休んでしまったこともあったようですが、

無事に復帰されて良かったです。

 

カーテンコールの、獅童さんや松岡茉優さんの涙が印象的でした。