昨日も、冷たい雨。

そんな中、藤沢市湘南台文化センターで開催された、神奈川県里親大会にお邪魔しました。

 

私が製作のお手伝いをした、映画「わたし、生きてていいのかな」の上映と講演会にお招き

いただいたからです。

 

 

雨の中、たくさんの方にお越しいただきました。

ありがとうございました。

 

映画も熱心にご鑑賞下さり、本当に嬉しかったです。

 

私は上映後に、この映画を製作することに至った経緯などを、監督と20分程、

皆さまの前でお話ししました。

 

そして客席に移動し、その後行われた、里親さんの体験談などを伺いました。

 

なかでも、お二人の実子の他に、養子縁組、長期里親、三日里親、緊急、短期、

虐待、障害、若年出産の母子など、50人ちかくの子どもたちを養育された、

清水さんのお話が、深く深く心に残りました。

 

大変なご苦労もおありになったかと思うのですが、穏やかな笑顔で静かにお話し

される言葉のひとつひとつが温かく、優しく、「慈愛」や「慈母」という言葉が思い

出されました。

 

いくら声高に政治家が叫んだとしても、実際に差し伸べられる手の温もりや、

抱っこの温かさにはかなわないと思うのです。

 

30回を重ねるこの里親大会のスタッフは、児童相談所などの福祉関係者の他に、

たくさんの里親さんたちが担っています。

 

会場の中でも外でも、皆さん黙々と働いておられました。

 

子どもたちを取り巻く現状は、厳しさを増す一方です。

虐待通報の件数はうなぎのぼり。

乳児院は満員で、行き場のない赤ちゃんたちの、さらなる行き場が失われそうな

状況が続いているそうです。

 

社会的養護で育つ子どもたちのことを、もっともっと多くの方に知っていただくことが

急務なのだと強く思いました。

 

ただ私は、映画製作をお手伝いするのは、第一作限り。

佐野監督の第二作目のプロデューサーは、他の方にバトンタッチです。

 

2作目はクラウドファンディングなども活用しているようですので、私もこの次は、

支援者の立場で映画製作を応援しようと思います。

 

 


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