「僕は君を許さないよ
何があっても許さないよ」
新年早々、こんな不穏な言葉に出くわした2017年。
これ、ある人気バンドの楽曲の歌詞なんですけどね。
耳をふさぎたくなるような、常軌を逸した残酷な言葉で、
関係のあった女性を罵倒し続ける歌です。
こんな歌が、巷で流れているなんて
ビックリ!
カラオケで歌ってくれた若者の口から、
これら言葉がボロボロとこぼれてきた時、
私、かなり動揺しました。
「放送禁止になってないの?」と尋ねたら、
「なっていません」とのこと。
そうかぁ・・・
でもなぁ・・・
もしかしたら、こんな恨みつらみの感情で
爆発しそうな人って、思った以上に多い
のかもしれませんね。
誰かを「嫌い」だと感じるのも、
誰かを「許さない」と思い込むのも、
みっともない自分が「嫌い」で、
簡単に傷ついてしまう自分が「許せない」
からだと思うんですけどね。
だから嫌いな人が去っても、また新たな
嫌いな人があらわれるし、「許さない」
出来事に遭遇しやすくもなるんじゃないかな。
◆◆◆
誰かの、弱さや情けなさや失敗や動揺を
許さない人、軽蔑する人、罵倒する人って、
自分自身の、弱さに気づいていないか、
気づいていても認めないし、隠します。
自分の弱さが、許せないんですよね。
自分の弱さに気づいて、
「思っていたほど、凄い人ではないな」
と等身大の自分を受け入れ、「弱くても
良いんだな」と、罪悪感を捨てて生きる。
自己受容ってことですかね。
それが出来ると、かなり楽になれます。
すると・・・
誰かの弱さにも、寛容になれるんです。
弱くても、情けなくても、失敗しても、
みっともなくても、いろいろ不自由でも、
私は大丈夫。
その根拠も、他者からの承認がなくても、
大丈夫。とにかく絶対に大丈夫。
どうせ思い込むなら、そう思った方が、
生きることは、はるかに幸せです。
~あなたの新しい1年が、歓びと美しい響きに満ちて
幸せでありますように~
追伸: 自己受容は、練習が必要なんですよね。
自己否定の「呪い」がかかっている場合は、特に。
(2017年1月13日配信メルマガ・呼吸の奇跡☆声の魔法より)
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