「宝塚のエリザベート、良いチケットありまっせ~♪
ご一緒しませんか?」
16歳も年下の友人めぐちゃんに誘われて、三度目の宝塚観劇。
今回は、宙組の「エリザベート」。
人気があるので、チケットは入手困難なはずなのに、めぐちゃんは、
4回も観に行くのだそうで、ファンとしてはかなり骨太だなと思う。
美しい・・・
オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリーザベトの生涯を描いた、
ウィーン発のミュージカルだそうで、脚本・作詞はミヒャエル・クンツェ、
作曲はシルヴェスター・リーヴァイ。
黄泉の国の帝王トートは朝夏まなとさん。
エリザベートは、実咲凛音さん。
しかしこのエリザベートという人、姉の見合いについて行ったら、
見合い相手の皇帝にひとめぼれされ嫁ぐことになる。
しかし、いざ新生活が始まると、皇帝は大マザコンだったことが判明。
さらに義母から厳しく皇后教育されるが、適応できずに絶望。
夫は頼りにならず、壮絶な海藻ダイエットに励むも、城にいたくないので
世界を放浪したあげく、息子は自殺。
冷え切った夫婦仲は生涯改善せず、60歳で暴漢に襲われて死ぬ。
って、何だかあまりに悲惨で…
悲惨だけど、こういうもがき方をしている女性は、現代にもきっと
たくさんいるのだろうな。
ダイアナ妃もきっと、そんなもがき方をしたひとり。
キラキラ美しいので、うっかり見過ごすところだったけど、地位や
名誉やお金と「幸福」は、全く別物なのよねと再認識した次第。
いや、あまりそんなところじゃなくて、黄泉の帝王トートの美しさを
堪能すれば良かったのだ。
宝塚だもの。
うん。
それはそれで、ちゃんと堪能した。
キラキラの重さも、羽根の豪華さも、じっくり観てきた。
「ひゃ~!こっち向いて~」と、スターさんに手を振りたくもなった。
美しくて不幸な皇后の物語で、エネルギーチャージ完了。
明日も、がんばろ。
ボイストレーニングで愛される声美人になる!*マミィズボイススタイル