先日、10代の女の子と話をしました。
「今、気になることは何?」
すると彼女は、
同級生たちが使う言葉が酷いと言いました。
「クズ・ゴミ・死ね・殺す」
そんなワードが出て来るたびに、胸が痛くなるのだそうです。
「ひどい言葉、使ってるよ」
何度か、そう伝えたようですが、「わかってくれない」と、疲れた様子です。
「イライラしたり、荒れたりする気持ちもわかるけど、
人の命とか、存在に関わることを全否定するような言葉は聴きたくない」と。
なるほど、そうだね。
インプットされているボキャブラリーが少ないと、そういう言葉しか使えなくなるよね。
人って、自分のボキャブラリーの中でしか、考えられないものね。
言葉は、人をつくるよ。
魔法みたいに。
言葉ひとつで、呪いもかけられるし、
言葉ひとつで、呪いを解くことも出来るしね。
私は、そう返答しながら、
目の前にいる彼女が、これからどんな言葉に出会い、選択し、声に出して行くのか・・・
祈るような気持でいました。
世界中で、凄惨な事件が続いています。
自分が声に出す言葉を、一番最初に聴くのは自分自身です。
それを、忘れないでいたいですし、若い人たちに伝えて行きたいと思う、この頃です。
☆~あなたの毎日が、歓びと美しい響きに満ちて幸せでありますように~☆
(2016年7月27日発行ミニマグより)
ボイストレーニングで愛される声美人になる!*マミィズボイススタイル
