先日、娘が進学する高校の新入生説明会に参加しました。
私たちのすぐ後ろの席に座った、男子生徒と母親。

遅れて来たのに、ずっとしゃべっています。

大事な説明をされている時も、ずっとずっと・・・

私が振り返ると、おしゃべりは止むのですが、またすぐに話しだします。

どうやら、提出する書類の準備も出来ていなかったようで、お母さんは「息子に預けたのに~」などと、係の人に言い訳。

息子は「知らねぇよ」と返していました。

さて、どこにでもいる、おしゃべりの止まない人。

「緊張」が強い人と、あまりにも「緊張」のない人の2パターンがあるようです。

ひとりではもちろんしゃべりませんが、親しい人がいると、しゃべるという方法で緊張をほぐそうとする人と、場の空気などは関係なく、話したいから話す人の2パターンです。

しゃべることで緊張をほぐそうとする人は、誰かに心の奥底にある思いを、「ちゃんと聴いてもらう」という経験が少ないし、自分の思いも、人の言葉も、聴くことに恐れがあるようです。

何気なく話しかけたときに、怒鳴られたり、予想外の反応が来たときなどに、恐怖が根付いてしまうのかもしれません。

コミュニケーションには、聴くこと(インプット)と話すこと(アウトプット)のバランスが大切です。

静かにしていても、ゆっくりした穏やかな呼吸をしていれば、自然に緊張はほぐれます。

場をわきまえるのも、練習が必要かもしれませんね。
大人なら、なおさらです。

~あなたの毎日が、歓びと豊かな響きに満ちて、 幸せでありますように~☆

(2016年3月28日発行・ミニマグより)


心と身体をつなぐボイストレーニング*マミィズボイススタイル