発展途上国などの子どもで、家を出て路上生活する子どもたちをストリートチルドレンと呼びます。

その背景には、貧困や児童虐待、搾取(児童労働)、ネグレクトなどの問題があるため、子どもたちは家を捨てる、もしくは追い出されて行き場を失い路上で生活をしているのです。

その数、全世界で1億から1億5千万人くらい。
すごい数です。

日本でも、ストリートチルドレンは多いのよ

と、私が聞いたのは、今から7~8年位前のことでしょうか。

渋谷や新宿など都会の地下街や公園、路上などで、仲間同士数人でたむろして夜を明かす子どもたち。

でも、これも、数年前までの光景です。

今は、たったひとり、もしくはふたりという少人数で野宿をする子どもも増えているため、捜索する大人から発見されにくいそうです。

スマホでは、そんな家出をした中学生たちに宿を提供する大人の書き込み掲示板もあるそうですが、そこから事件に巻き込まれるケースも少なくないのだとか。

大阪の事件を知り、暗澹たる思いです。

子どもたちの、安全な駆け込み場所がもっと増えれば良いのに。

私が関わっている子どもシェルターも、東京が最初で、全国でまだ10ヶ所しかありません。

大阪のシェルターも、開設は来年。

行き場を失った子どもに、まずは、安心して眠れる場所を提供する。
その存在を、ちゃんと認知してもらう。

早急な対策が必要ですよね。

私の力は小さい。
でも、何か出来ることはないだろうか…

それは、長い間の私の課題でもありました。

出来ることのひとつとして私が見つけたのが、映画の製作。
その映画も、ようやく完成に近づいています。

映画が、どれくらい役に立てるのかは分からないけれど、たくさんの子どもたちに観てもらえるように、これから上映方法などを検討して行こうと思います。

子どもたちが、残忍な事件に巻き込まれないように。
未来に希望を抱いてもらえるように。

出来る事を、粛々と続けて行こうと思っています。


心と身体をつなぐボイストレーニング*マミィズボイススタイル