Q, 自分の声が幼くて、嫌いです。

わたしは、昔から自分の声がキライです。
知人からは、優しくて癒される声だねとよく言われます。
カラオケで歌うと、可愛い声で少女みたいな声で歌うんだねと言われます。
わたしは、それが悩みなんです。

 
理想を言えば、しっとりした大人の女性の声に憧れていています。 
歌も、どうしても上手くなりたいとも思っています。
訓練すれば声は変わるものなのでしょうか?
 
マミ先生のところにボイストレーニングに通いたいぐらいです。
(ゆうさん・女性・47歳)

A. 受け入れることと骨盤底筋のダブルで行こう!!
わ~い!!
ぜひ、レッスンに来て下さいな\(^o^)/
 

「優しい」「癒される」「可愛い」「少女みたい」

うらやましいくらいに、ステキな声ではありませんか!!
きっと、コロンとしていて、柔らかくて温かい声なのでしょうね。

でも、ゆうさんが好きなのは、「しっとりした大人の声」。
う~ん、上手く行かないものですね。

ではゆうさん、こんな声の人が側にいたら、どう思います?

優しくて可愛い少女みたいな声だけど、しっとりしていて、大人の魅力も感じさせる声。

如何ですか?

両極端だと思われるかもしれないけれど、共存は可能なんですよ。

少女のようでもあり、成熟した大人の女性のニュアンスも感じさせる声なんて、もう、めちゃくちゃステキですよね。
(目指すところは、ここ↑ですかね)。

つまりね、今の声を全否定して別人のような声になるのは、無理なんです。

だって、ゆうさんの本質を否定することになるから。

本質は変えられないけれど、トレーニング次第で、声を魅力的に「育てる」ことは出来ます。

絶対に、出来ます!

では、さっそく最初の一歩ね。

ご自分の声を、「ネガティブな意味付けをしないで聴く」練習をしましょう。

マミィズのレッスンでは、マイクでしゃべりながら、同時にヘッドホンから聴こえてくる自分の声を聴く練習をします。

するとね、9割ですよ、実に9割の人が同じ感想を口にするんです。

思ったより、悪くない」。

使用しているヘッドホンや、マイクの性能もありますが、良い機材を通して聴くと、ご自分の声がはっきりと聴こえてきます。

すると、その声は「悪くない」んです。

批判やジャッジをしないで聴く。
他人の声を聴くように、客観的に聴くんです。

すると、自分の声の良さがわかるようになります。

ゆうさんの声が好きで、ほめてくれる人はたくさんいるでしょう?

ネガティブな意味付けをしているのは、自分自身ですよね。

そのことに気付き、聴く練習をすると、自分の声を素直に、受け入れることが出来るようになります。

ここからが、スタートです。

◆◆◆

自分の声を受け入れることは、「私が、私であることを受け入れる」ということです。

私から逃げずに、しっかりと向き合う」ということでもあります。

ゆうさんは、ステキなところがたくさんありますよね。
それを受け入れて、生きて行くということです。

すると、嘘のない声で話せるようになります。

声が、安定してきます。

それだけでも、随分、大人の魅力に近付いています。

次は、身体。

年齢の割に、声が幼く感じられるというのは、胸から上だけで発声している場合が多いようです。

つまり、下半身につながっていない声です。

声を出すときに、声が背骨を通って、骨盤底筋、
つまりお股のあたりに降りるようにイメージします。

下半身を意識するんです。

それと同時に、ボディ部分を共鳴板として使います。
背骨や肋骨、骨盤に声が響くように意識します。

すると声に、より「深み」や「奥行き」が出てきます。

幼さよりも、少女の可愛らしさを残したまま、深みのある、魅力的な大人の声に近づくんです。

そのためには、筋肉を柔らかくしたり、呼吸を深めたり、姿勢を意識したりとさまざまなトレーニングが必要ですが・・・

別の言い方をすれば、トレーニング次第で声は育つということなんです。

歌も、「どうしても上手くなりたい」という情熱があれば、練習次第で必ず上手くなります。

あきらめずに、納得できるまでチャレンジしてトレーニングを続けて下さいね。

理想の声は、ゆうさんの「」から育ちます。
楽しんでね!!