静かでシャイで、受容性の高い、オレとお前だけの超モテ声。
「長年のファンです。
彼の声に癒されています」
というポメタンさんのリクエストにお答えしますね。
ポメタンさん、ありがとう~~!!
◆◆◆
今回も、モテ声男性ですよ。
このところ、渋みも増した竹野内豊さん(44歳)。
JRA有馬記念のCMです↓
ステキですよね~♪
さて、竹野内さんの声を一言で表すと「包容力」かな。
俳優さんなのに、押し出しはそれほど強くなく、ふんわりした「受け」の声ですね。
かと言って、素の自分をひたすら隠すとか、感情を押し殺した冷たい声ではありません。
低音ですが、軽くて気さくですし、やわらかい。
お茶目でもある。
お茶目でもある。
そして、少しこもり気味で、鼻にかかった声です。
この鼻にかかった声が、色気も感じさせますね。
滑舌もちょっと甘めなんですが、きっとそこが、可愛らしさも感じさせるんでしょうね。
ポメタンさんが癒されるのは、そこですか?
ところで・・・
竹野内さんは、相当シャイな人なのかなぁ。
自分の「素」を出すことが苦手みたい。
役者なのに・・・
いえ、だからこそ、役の力を借りて自己表現をされていた方なのかもしれませんねぇ。
でもね、年齢を重ねるにつれて、声が吹っ切れてくるんですよね。
「素」の感情に、恐れなくアクセスできる声に変わった。
そんな印象です。
「あぁ、オレ、これで良いんだな・・・」
と気付き、肩の力が抜けた人の声。
というのでしょうかね。
何があったんだろうなぁ。
興味津々。
40代の半ばで、こんな吹っ切れ方をした男性の声って、女性には、とても安心感を与えます。
そう!
モテるはずですわ。
◆◆◆
ところで・・・
モテ声で毎回名前があがるのは、福山雅治さん。
福山さんと竹野内さんは、お二方とも低音ですし、男性的でとても魅力的な声です。
でも、違いって何なんでしょう・・・?
ちょっと、聴き比べてみました。
あくまでも私が受けた印象ですが、福山さんの声は、やはりスターの声なんですよね。
「一対多」の声。
対する竹野内さんは、もちろん人気俳優ではあるのですが、「一対一」のニュアンスがあるんです。
福山さんは歌手でもあるので、ステージに立って大勢の人に向かって表現することで培われた声です。
その「一対多」のエネルギーは、独特な強さを持っています。
主演の声ですよね。
竹野内さんは、主なフィールドが映画やテレビ。
目の前の人と自然な音声で芝居をします。
どちらもエネルギーは強いのですが、種類が違います。
竹野内さんは、きっと主演以外でも演じられる人。
本質的に、受容的なエネルギーのある声なので、共演者の人も、仕事がしやすいと感じる人が多いのではと思います。
女性の中には、この「一対一」のニュアンスのある声を必要としている人は多いのかも。
◆静かに受容し、向き合ってくれる竹野内さんタイプの声が好きな人。
◆強くグイグイ引っ張って行ってくれる福山さんタイプの声が好きな人。
好みが別れるところですね。
好きな声ってね、実は、自分の体調や耳の状態によっても変化するんですよ。
自分の身体が必要としている音声もありますから、分析してみると、きっと、ご自分の新たな面に気付けて楽しいと思います。
ちなみに私は・・・
モテ声の対極にいる、面白声が大好きなんですけどね。
彼やご主人、パートナーの声も、よく聴いてみて下さい。
そして、
竹野内豊さんの声も、合わせて、よ~く、ききみみを立ててみて下さいね!