【Q】

仕事のストレスから、ここ10年ほど、人と話していて15分くらいすると、ノドやあごや、耳の奥も痛くなります。

会話の最後の方は、声を絞り出す様にしないと話せなくなり、どっと疲れます。

夜寝る前に、娘に絵本を読み聞かせる時だけが不思議と疲れず、自分の声を取り戻している様に思えます。

-ポメタンさんより-

【A】

ポメタンさん、ご相談メールありがとうございます!

ノド・アゴ・耳の奥の痛み・・・
これは、ツライですね。

発症してから10年ということなので、すでに治療は開始されていますよね。

この症状は、何科になるんでしょう?

耳鼻咽喉科の音声外来。

もしくは、心療内科のストレス外来
ですかね。

ノドの周辺に、強い緊張があるので、充分な休養をとって、治療を続けて下さいね。

さて・・・

ポメタンさんの、首から肩周辺の筋肉、きっとガチガチですよね。

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が、とくに硬くなっていませんか?

●胸鎖乳突筋

耳の後ろから、鎖骨に伸びている筋肉ですが、自律神経とも深く関わっています。

まずは、この筋肉をほぐしましょう。

だけど、乱暴に扱うと首も神経も痛めてしまいますので、要注意

耳の付け根あたりを手で包むように持って、優しく上下に動かします。

そう、耳を根っこから動かすようにするんです。

耳を動かすことで、胸鎖乳突筋の付け根がゆるみます

その他、頭・鎖骨・肩・肩甲骨の間なども、軽くマッサージをして緊張を解きほぐしてください。

リラクゼーション系のマッサージや、心地良い全身のストレッチは必須。

楽しく、優しく、ゆるめて下さいね。

◆◆◆

休養・リラクゼーション・マッサージを行なって、筋肉がゆるんで来たら、深い呼吸が戻って来ます。

次に、頭の位置にも意識を向けましょう。

頭が前方に突き出した状態で過ごすと、首の後ろや肩に負荷がかかります。

ノド周辺の筋肉にも負荷がかかり、声が出しにくくなるんです。

アゴを軽く引いて、肩と耳のラインをそろえます。

耳は肩より前に出さないようにしてくださいね。

頭は、肩の上にバランスよく浮かんでいるイメージです。

肩が、軽くなったように感じませんか?

頭の位置を変えただけでも、かなり声は出しやすくなります

試してみてくださいね。

ご参考までに、以前書いた記事も合わせてお読みください。

仕事のストレスと、子育て。
きっと、精一杯頑張って来られたのでしょう。

お嬢さんの存在が支えでしたね。

日々いっぱいいっぱいで、自分のことは、どんどん後回しになる時期ですが・・・

休んで、ほぐしてゆるめて、美味しい物を食べて、ノビノビして、思いきり泣いて怒って、笑って歌ってよろこんで、ご自分のニーズにしっかりこたえて、心も身体も軽くしてください。

お嬢さんはきっと、ママが幸せなのが一番嬉しいと思うから。

~あなたの毎日が、美しい響きと歓びに満ちて、幸せでありますように~