天然キャラ? いやいや、実は、かなり硬派でしなやかな声

さて本日は、恋人にしたい・お嫁さんにしたい有名人女性ナンバー1のあの人。

愛されキャラクターの声に、じっくりとききみみを立ててみたいと思います。

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綾瀬はるかさん(29歳)。

デビューは、2000年。
15歳の時なんですね。

ほんわかとした空気感と、天性の明るさ、飾り気のなさで、現在大人気です。

昨年は、大河ドラマの主役や、紅白歌合戦の司会までつとめましたね!

さて10代から20代前半の綾瀬さんの声は、少しこもり気味の中低音の声。

なんともいえない、「普通のお嬢さん」という印象の声です。

容姿の可愛さと合わせて、すぐ隣にいる女の子という感じがします。
そんな嫌みのない感じが、良かったのかもしれませんね。

ところが、ここ数年、かなり大きな変化を遂げています。

声のテンションが、上がっています。

同時に、声の輪郭がとてもはっきりとしてきているんです。

大きな仕事を任されるようになった、影響でしょうか。
前へ押し出す力が、とても強くなってきています。

声の印象も、しまって来ていますしね。

きっと、責任感が強い人なのでしょう。

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共演の俳優やスタッフの人たちから、天然」と評され、愛されている綾瀬さん。

その一方で、とても熱心に仕事に取組む
方なので、信頼も厚いようです。

そう。
綾瀬さんは、ただの天然キャラじゃないと思うんですよね。

奥歯のあたりに緊張が感じられ、多少の息漏れもあります。
相当なプレッシャーと、闘っているはずです。

努力もしているし、誠実に仕事に向き合っている人
なんだと思います。

ところで、ご出身は広島県ですね。

私も同じ出身地なのでわかるのですが、西の人は「ナ行」が弱いんですよね。

○○に行く」。

などのセリフの時に、「」が発音できず○○ん行く」となることが多いんです。

そこで「」を意識して発音しようとすると、少し発語が強くなります。

ちゃんとしゃべろうとすればするほど、高めで硬い音になるんです。

綾瀬さんがしゃべる時、「ナ行」が、ややつぶれたような硬い音になるのも、彼女の努力の成果なのかもしれません。

それと、ほんの少しお国訛り(なまり)が残っているんですよね。

それが、彼女の「すき間」。
この「すき間」が、愛される秘密かな。

「すき間」は、素朴な可愛さにつながります。
人としての「可愛げ」にもつながります。

周囲の人が、ふと肩の力を抜いて「素」に戻り、思わず応援したくなる感じ。

愛され要素って、男女問わず、なにかをプラスすることではないんでしょうね。

率直で素直、隙だらけだけど、目の前にことに誠実に向き合う。

そんな適度な抜けと、一生懸命さのある人が、周囲から取り立てられて行くのだと思います。

だって、そういう人って、可愛いもの。

この数年の声の変化は、大人の女優としての綾瀬はるかの声が育ってきた、ということなのかもしれませんね。

これからのご活躍が楽しみです。

あなたも、綾瀬はるかさんの声に、ききみみを立ててみて下さいね。