知人の紹介で知り合った気学の先生に、「11月は北西、北西に行ってゆっくりして来なさい!」とアドバイスをいただいたので、素直な私はすぐに行動に移し、昨日は一路北西開運日帰り旅行へ。

自宅から北西って、どのあたり?川越?
いやいや、いっそ秩父は?


ということで、埼玉県秩父市まで車を飛ばした。

14歳の娘は、開運旅行と言っても絶対について来ないと思ったので、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、略して「あの花」の聖地(モデルになった場所)巡礼も込みで行く」と伝えると「行く!」と、嬉しそうについて来た。
よしよし。

こちらは↓旧秩父橋。



アニメになるとこんな感じ。


なるほど、良く出来ている。

そして、羊山公園↓



娘はひとりたそがれているが、気分はすっかりみんなと一緒。



というわけで、娘の欲求を満たしつつ、まずは金運にご利益があるといわれている聖神社へ。
和同開珎のモニュメント↓
でかい!



これでもか!というくらい、金運がアップしますよというメッセージが溢れ出している感じ。
その昔、ここは銅がたくさん取れた土地だったので、和同開珎の発祥の地なのだそう。
なるほど、しっかり祈っておこう。

すると、境内で50代と思われるご夫婦に声をかけられた。

この近所に、お金が洗える場所があるって聞いたんですが、どこかご存知ですか?
そのお金で、宝くじを買うと良いってことなんだけど


ご主人、何だか鼻息が荒い。
私たちは、まったくその知識がなかったので、「すみません。わからなくて」と謝ったら、とても困った顔でどこかへ去って行かれた。

娘がポツリと言う。

ここは、なんですか?
お金目当ての人が来るところ?


お、お金目当てと言われれば、まあ、そうだよね。

あ、そう。
じゃ、来年のお年玉のために祈ろう


なんだ娘、そのヒョウヒョウとしたスタンスは。

まあ、あれですよ、それくらい力が抜けていた方が良いような気がするよ、私も。

ちなみに、その後で行った和同開珎のモニュメントの横に小川が流れていて、そこで1万円札をパチャパチャ洗っている人を何人か見かけた。

我が家は、誰もそれにトライしなかったけど。

そこから再び車を走らせて、山道へ。
標高1100mのご神域、関東随一のパワースポットと名高い三峯神社へ。



華やかで美しい山門。



手水場の龍の鮮やかなこと。
かなりエビっぽいけど。

三峯神社は、2年ほど前、突然石畳に龍の姿が浮き出たことでも有名。



おわかりだろうか…
この写真では全然分からないけど、赤い目をした龍の姿が浮き出ている。

私はまったく気づかずに、ほぼ踏みそうになっていたところ、夫に「足元を見よ!」と注意されて気付いた。

おぉ、神さまのお告げかと思ったよ。
足元、まったく見えていませんでした。



休日でもあるので、かなりたくさんの人出。
本殿の前にあるご神木から「」をいただこうと、長蛇の列が出来ている。

ご神木に抱き着く人。触りまくる人。念を送るがごとく真剣に祈る人。

娘がまたひとこと。

あぁ、木がつらそう・・・

ほう、そう思うかい?

人間が、触っちゃいけないものもあるよね。
木が、だんだん弱って来るよ。
触らなくても、いただけるものはたくさんあるのに


娘よ、あんたって、いったい…
いやでも、その通りでございます。

でも、御神木に触れるもよし、触れないのもよし。

私は、触れる気満々だけどね。

夫が言う。

オレ、ここにこられただけで充分。
ありがたい。幸せ


さすが親子。

というわけで、我が家は誰もご神木に触れず、私もすっかり触れるのを忘れて、休憩所でお蕎麦などをいただきつつ、のんびりと境内で過ごした。

家族で、わははと笑いながら、美味しいご飯を頂いて、楽しく散策する。
この時間が、一番の御利益かもしれない。
みんなで、楽しかった!
きっと、それ以上のものは何もいらないね。


もう、充分にいただいている。

そうだ。そのことに気付けて良かった。

北西開運日帰り旅行。
思いきりご利益を頂いた、良い旅だった。

でも、さらなる開運もよろしく!

と、じんわり願う、私。



羊山公園からながめる、秩父の街並み。