男性と女性、空虚と溢れんばかりの優しさを併せ持つ怪人

マツコ・デラックスさん。
1972年生まれの、41歳。

思った以上に、お若い方なんですね~。

マツコさんのスリーサイズはバスト180、ウエスト180、ヒップ180!!
体重140キロ!!

かなりの巨漢です。

声は、男声としてはやや高め。
なかなか繊細な音声の方だと思います。

もしかしたら、女性性を打ち出すために、声も少し高めに出すように、意識されているのかもしれませんね。

ただ首の周辺に、相当な量のお肉が付いていますよね。

特に、頬・アゴ、首のあたりなどは、かなりの重量を感じます。

このお肉の影響で、口の中の空間が狭くなっていますね。
さらに、口や舌の動きも制限されているのが分かります。

深い呼吸がしづらくなっているのかも・・・

滑舌に少し難を感じることや、声がこもったようにも聴こえるのは、この体格の影響です。

ところでマツコさんは、力士に間違えられたことがあるそうですが、力士の身体と違うところは、筋肉量でしょうか。

しなやかで、柔軟な筋肉を持っている力士の中には、美声の持ち主もいますね。

マツコさんも、もう少し筋肉がしまれば、声の雰囲気が変わるはず。

などと思っていたら、ここ最近の映像は、少しお痩せになっていますね。
首回りが以前よりもスッキリして、声の輪郭がハッキリしてきました。

迫力のある、押し出しの強い声ですが、柔らかくてマツコさんのキャラクターにとてもマッチした声です。

◆◆◆

マツコさんが大人気なのは、歯に衣着せぬ物言いと、的確に場を感じて表現する力。

感受性が強く、頭の回転が速く、表現力が豊かでないと、できることではありません。

しかも、体格も声も、不思議な愛嬌を醸し出しているんですよね。

キャラクターとしても、秀逸なんだと思います。

だから、今のテレビ界で、とても愛される存在になれたんですね。

マツコさんは、かつて2年間ほど、実家に引きこもって生活していたことがあるそうです。

一度、壊れてしまったんですね。

壊れないと、観えてこない世界があります。

きっと、マツコさんは、それを観たんですね。

性的マイノリティとしての苦しみを嫌というほど味わい、もがき、人間が生きるということの光も影も、じっと見すえて来られたのでしょう。

どん底を知っている人たちが共通に持っている、ある種の「空虚」な感じが、マツコさんにも感じられます。

でも有吉弘行さんの「空虚」さは、乾いた感じもあるのですが、マツコさんの「空虚」さは、乾いていないんです。

空虚」だけれど、「温かい」のです。

それが、どこから来るものかは分からないけれど、言い換えるとその温かさは「慈愛」のようなものですかね・・・

一種の、「母性」のようなものです。
哀しみを充分に知っている人の、あきらめと、優しさ。

男性も女性も併せ持つマツコさんだからこそ、醸し出せるものがあるのでしょう。

益々のご活躍が楽しみですね!

あなたもききみみを立てて、マツコさんの声を
よ~く、聴いてみてくださいね!