営業や、部下を管理する人には、いいお手本の声

『女優・仲間由紀恵さんの声の質は、少し硬めの金属的な響きのある声です。    
ただ、少し上の方に声が浮かび気味なのと、鼻にかかってこもり気味に聴こえてくるときもあるので、もう少し低めの響きとやわらかさが加わると、もっと女性的な丸みが出てくるような気がします。  

まだ20代。
女性の声は30代、40代で  もっと磨かれますので、仲間さんの声も年齢と共にますます磨かれて、輝きを増していかれるでしょう。
人を説得する仕事、経営者、営業、部下を管理する人にはよいお手本になる声です。
これからのご活躍が、楽しみですね』

(声美人で愛される人になる  ソニーマガジンズ刊・濱田真実著より)


私が、この本を執筆したのが2005年です。

その7年後の、2012年夏。

30代になった仲間由紀恵さんの声を、とあるテレビ局のスタジオで、直接お聴きする機会を得ました。

◆◆◆

「おはようございます。  
よろしくお願い致します。」

仲間さんがご挨拶をされた瞬間に、 声の響きが、スタジオ全体にフワッと 拡がりました。

イメージしていたよりも、もっともっと 柔らかな声でした。
やや高めのトーンですが、身体の中に 浸透するように優しく流れ込んで来ます。

そばにいると、私の胸から上の方に、 声の響きが伝わってきます。
声の中に、高い周波数の音がたくさん 含まれているように感じました。

そういう声は、脳や身体の栄養になる 声なんです。

たぶんファンの人たちは、仲間さんの声 を、もっともっと聴きたいと感じるはず です。

聴き心地も良いですしね。

そしてその声には、ほんの少し「」の 部分も感じました。
魔性」や「」というエッセンスも、 数滴まじっているような音質です。

その陰影が、独特の個性となり、声の 魅力を深めています。
近年、「謎の女」系の役を演じる機会が 多くなられたのも納得です。

◆◆◆

女優さんは、直接お会いしてみると、男性的なエネルギーの方が多いのですが、仲間さんも、かなり男前な空気を身にまとった方でした。

一方で、声の響きや音質がとても女性的なので、バランスがとれているのかもしれませんね。

私は声を粒々で感じることが多いのですが、仲間さんの声は、かなり粒子が細かい感じです。

ですから、細胞に浸透するように、身体に染み入ってくるように感じ取れました。

ききみみを立てて、仲間さんの声を、 よ~く聴いてみてくださいね。
お手本に出来る部分は、たくさん ありますよ!

(2013年11月21日発行メルマガ・呼吸の奇跡☆声の魔法より)