◆『のどを自慢する』◆

ベテラン看護師の美代子さんが、
嬉しそうに言いました。

「私、次の目標が出来たんです!」

今年、60歳の誕生日に、還暦記念ライブを
やってのけてしまった美代子さん。

ハマダ「そう!良かった。で、何?」

◆◆◆

美代子「のど自慢に出ます」

ハマダ「・・・?」

美代子「NHKの、のど自慢ですよ」

ハマダ「ん?」

美代子「鐘、ならします」

ハマダ「の、のど、自慢するの・・・?」

美代子「はい!のど自慢ですから」

やりたい放題の美代子さん。
次は、NHKのテレビ出演を目指すそうです。

「何年かかっても良いので、予選を突破
 できたら嬉しいなと思って」

と笑っています。
なんと突き抜けた笑顔でしょう。

◆◆◆

思いがけない発言に、少々面喰いましたが、
あとは、ふたりで爆笑。

「もう、好きにして!」

と言いながら、ふたりであれこれと作戦を
練りました。

「私、殻をやぶりたいのかもしれません」

美代子さんはそう言いますが、いえいえ、
もう充分やぶれてます。

ダイビングにカメラにコンサート、その上、
北極でカップラーメンも食べた美代子さん。

私は、いちいち驚いていましたが、
ようやく気付きました。

美代子さんにとっての遊びは、看護の仕事の
エネルギー源です。

エネルギーが満たされ溢れ出せば、溢れた
分量が、ケアする患者さんたちにも届きます。

遊びは、ゆとりであり、愛でもあるのです。

愛ある仕事をするためには、まず、自分自身を
満たし歓ばせる。

これは、どんな仕事でも必要なことなのだと
思います。

さて、あなたは何をして自分を満たしますか。
何だか、ワクワクして来ますね!

 ~あなたの新しい一週間が、    
    歓びと美しい響きに満ちて
         幸せでありますように~

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(2013年10月21日発行メルマガより)